故人がお世話になっていた、あるいは喪主などがお世話になっている取引先の方が、通夜や葬儀に参列いただいた場合は、その場で印刷された会葬礼状をお渡しします。
書面の挨拶ですので、それが正式なお礼となります。
ただし、弔いの席にご参列いただくのは、かなり親しい間柄と思われますので、メールで感謝の気持ちを伝えるのは礼儀にかなっています。
取引先という仕事上の間柄にかかわらず、人間として肉親等を失った痛みを分かち合おうと、わざわざ足を運んでくださったことに率直に謝意を伝えることが重要です。
ここでは、取引先の方がお葬式や通夜に参列いただいた際のお礼メールの書き方とメール例文をご紹介いたします。
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目次
取引先の方がお葬式や通夜に参列いただいた際のお礼メールの書き方のポイント
- ・通夜・葬儀のタイミングにもよりますが、なるべく早くメールを送ると感謝の気持ちが伝わります。一連の行事が終わってからでは、電話などメール以外の方法が適切となることがあります。
- ・簡潔な記述にとどめることが適切です。長々としたメールを送ると、多忙な時期だけにかえって違和感を与えるおそれもあります。
- ・簡単に自分の気持ちを書き添えると、受け取った人も心が通ったと感じられるので、参列して良かったと安心できます。
- ・あくまでメールは仮のお礼と位置付け、改めて次回面談したときに直接お礼を申し上げる前提で作成します。
取引先の方がお葬式や通夜に参列いただいた際のお礼メール_1
件名:亡父葬儀参列のお礼
◯◯◯株式会社
◯◯ 様
平素は大変お世話になっております。
株式会社◯◯の◯◯です。
メールでのご連絡で失礼いたします。
この度はご多忙の折から、父◯◯の葬儀にご参列賜り厚くお礼を申し上げます。
滞りなく初七日を済ませましたことをご報告いたします。
亡き父も、◯◯様にお見えいただいたことを喜んでいることと思います。
病状が悪化してからは、ほとんど会話もできませんでしたが、
本人は、多くの方々にお世話になりながら好きな仕事に携われて、
幸せな人生だったとよく話していました。
また改めてお目にかかり、父の昔話をさせていただければ幸いに存じます。
どうもありがとうございました。
お体に気を付けてお過ごしください。
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株式会社◯◯
◯◯
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取引先の方がお葬式や通夜に参列いただいた際のお礼メール_2
件名:通夜御弔問のお礼
◯◯◯株式会社
◯◯ 様
平素は大変お世話になっております。
株式会社◯◯の◯◯です。
この度はわざわざ母◯◯の通夜に足をお運びいただき、どうもありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。
母の病気が分かってからあっという間に事態が進行し、私自身も気持ちの整理がつかないところがありました。
思いがけず◯◯様のご弔問をいただき、見送る側のものとしてしっかりしなければと、気持ちを引き締めております。
しばらくは後片付けなどに時間を取られて、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、引き続きよろしくお願いいたします。
メールでのご連絡となりましたこと、ご容赦ください。
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株式会社◯◯
◯◯
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